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2015年03月29日

東京国立博物館・特別展「日本国宝展」

東京国立博物館の平成館で2014年10月15日から12月7日まで開催されていた「日本国宝展」に行ってまいりました。
観覧日は11月15日でして、正倉院の宝物は既に観ることができなかったんですけど……残念。
入館料は1,600円。
全国あちこちにある国宝が一同に集まっていると思うと、お得感満載。
本来あるべき所で観た方が感じ入るものはあるのかもしれませんが、交通費とか拝観料とか考えたら、ねえ(笑)。

博物館めぐりが趣味の私、時間がある時は音声ガイドを聞きながら観ることにしています。
全ての解説を読んで回るのは至難の業ですし、混んでいる会場ならなおさら、人の頭でよく読めないなんてことも多いわけです。
その点、音声ガイドなら心配なし。解説に書かれていること以上のエピソードもあったりして、オススメです。

さて、会場に入ってすぐに目に入るのが、仏足石。
文室真人智努(ふんやのまひとちぬ)が亡き妻の追善のために作ったという日本最古のものだそうです。
普段は薬師寺で祀られているわけなんですが、こうして「文化財」として解説付きで展示されると、芸術作品としても素晴らしいなと改めて思ってしまいますね。

奥に進むと、目の前には法隆寺所蔵の玉虫厨子が。
実は私、法隆寺の大ファンでして。
時間が取れれば法隆寺を訪れてしまうクセがあるんですけれども。
法隆寺には他にも色々と素晴らしい文化財があるため、こんな風に玉虫厨子だけをじっくり観たことはありませんでした(汗)。
壁には、四面に描かれている画の写真が飾られ、それぞれの解説がなされています。
実物をじっくり観ながら、古代に思いを巡らせる時間。いいですねえ。

という具合に、次から次へと「教科書で見たことあるじゃ〜ん」クラスの文化財が並んでおりまして。
夢中で歩を進めて行ったわけなんですが。

個人的に嬉しかったのが、東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)でしょうか。
これ、現在は京都府立総合資料館で所蔵されているんですけど。
私が学生の頃、虫干しも兼ねて年に1回(だったと思う)、展示会をやっていたんです。
で、バイトでその展示会の受付をしたことがありまして。
お〜、久しぶり〜ってな感じで、見入ってしまいました。

そして、最も印象に残ったのが、支倉常長の肖像画。
っていうと、等身大のでっかい絵画を思い出される方も多いかと思いますが、これは小さいもの。
遣欧使節でローマを訪れた際に、描かれた油絵らしいです。
これ、よく見ると折りたたまれた跡があるんですよね。
支倉常長が日本に戻ってきた時には禁教令が出されており、常長は失意の中で亡くなったとか。
この絵は、仙台藩に没収された上、折りたたまれて保管されていたそうです。
その後、こうして日の目を見ることになったわけですが、痛々しい折じわが残ってしまったということで。
油絵1枚ですが、その裏側にある色々な事情に思いをはせてしまいました。

さすがの国宝展。素晴らしい文化財をじっくりと堪能できましたよ〜。

東京国立博物館には、平成館の他にも色々な建物があります。
中でも私は、法隆寺宝物館が好き。
機会がありましたら、こちらについても語りたいと思います。
posted by みづき at 13:00| Comment(0) | 観る−博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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