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2015年06月01日

北村薫「空飛ぶ馬」

何だか、最近、あちこちの火山が噴煙を上げていますね。
蔵王も噴火しそうだという報道があって、この作品のことを思い出しました。

 

「空飛ぶ馬」は円紫さんと私シリーズの第1弾。

連作短編集になっています。

「私」が大好きな円紫さんという落語家が、ちょっとした謎を解いてしまうというお話なんですけど。

所々で落語のネタが出てくるので、落語好きな方なら更に楽しんでいただけるのではないかなと思います。

主人公の「私」は文学部の学生なんですが、結構オタクっぽい感じで。

友人たちとの会話も、かなり理屈っぽくてマニアック。

くすっと笑える場面もあって、学生時代にタイムスリップした気持ちになります。


蔵王が舞台となるのは、「胡桃の中の鳥」という作品なんですが。
大人の事情で子供が翻弄されたりして、何だかかなり切ない物語になっています。
実は、これを読んで興味を持ち、お釜を訪れたことがあるんですよね。
まだ凍ってたんで、一番の目的だった綺麗な深緑の水面が見られなかったんですが…って、我ながらツメが甘い(涙)。
今度は違う季節に行けるといいなあと思ってたんですけど、今はちょっと無理みたいです。

円紫さんと私シリーズでは、「秋の花」が一番好きなんですけど。
そのお話は、また改めて。
posted by みづき at 13:00| Comment(0) | 読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする