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2015年03月27日

ごあいさつ&角田光代「紙の月」

はじめまして。

読書に博物館めぐり、映画鑑賞、野球観戦、手芸などなど、読むこと観ること創ることが大好きな未都です。
色々と紹介させていただければよいなと思っています。
よろしかったら、お付き合いくださいね!


さて、一発目にご紹介するのは、角田光代著「紙の月」。


私はひどい乱読なので、いろんなジャンルの本を読むんです。
で、何を紹介させていただこうかなと思ったんですけど。
とりあえず、「映像化された本」ってことで、まずはこの作品を。
と言いつつ、私は映画を観てないんですよね。
行こう、行こうって思ってるうちに、終わっちゃったって感じで(汗)。
なので、小説の感想のみですけれども。

この小説、面白いなっと思うのは、章立ての仕方。
「章」こそ数字なんですけど、中の「節」にあたる見出しが人の名前になってるんです。

主人公自身の名前の節では、主人公目線で自身の生活が描かれている。
他の人名の節では、それぞれの人物が、それぞれの生活の中でふと、主人公のことを思い起こす。
それによって、主人公の人物像がより掘り下げられていく、という手法がとられています。
なかなか興味深い趣向なんですが、更に面白いのは、主人公のことを思い起こす人物は、主人公から少し遠い人たちばかりってところ。
夫とか愛人とか、そういう生々しく主人公と関係している人からの目線は一切ない。
だからこそ、読者は客観的に主人公のことを観られるのかもしれませんね。

物語自体は、専業主婦がパートに出て、若い男の子に貢ぐために横領して……っていう、どこにでもありそうなお話なんですけど。
それでも最後まで楽しく読み切れるのは、やっぱりこの「章立て」の良さなんだと思うんですよね。

だからこそ、映像としてどうなっているのかが楽しみだったり。
近いうちにDVDも観てみたいと思ってます。
posted by みづき at 00:23| Comment(0) | 読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする