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2015年03月31日

ソフトバンク×オリックス(3/31)&田中啓文「ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺」

もう、ほんとにねえ。
あれだけ打たれて、こっちは打てないじゃあ、勝てるわけがないですね。
などと偉そうなことを書いてますが、ハートの弱い私は、7点とられたところでチャンネルを変えてしまいました。
あー、明日こそ初勝利をお願いしますよ。

とまあ、こんなふうに気持ちがクサクサした日には、超おすすめの小説があるんです。
それが、田中啓文の「ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺」という作品。


ギャグ漫画が文章になったらこんな感じなんだろうなあって文章が続きまして、純粋に笑えます。
札付きのワル・竜二が、破天荒にも程がある落語家・笑酔亭梅寿のもとに入門させられたところから、この喜劇(笑)が始まるわけなんですが。
連作短編集でして、それぞれのお話が落語の演目になぞらえられています。
えー、落語なんて知らないし…とおっしゃる方でも大丈夫。
物語が始まる前に、上方落語家・月亭八天(現・月亭文都)さんが、どんな演目なのか解説を入れてくださってます。

私が中でも一番好きなお話は「子は鎹(かすがい)」。
梅寿の孫が誘拐された! って内容なんですが、聞き違いに次ぐ聞き違いでもうめちゃめちゃなことに。
笑いっぱなしのお話なんですが、ラストにホロッと。
いい小説を読んでるなあって気になりました。

このシリーズ、全5巻で完結なんですけど、キャラがそれぞれによくって、ホントにこんな世界があるんじゃないかって気にさせられます。
スピンオフ的に、それぞれのキャラが主人公の作品が出てくれるといいなあと、切に願ってます。
posted by みづき at 21:44| Comment(0) | 読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

静岡市美術館・特別展「国宝久能山東照宮展」

美術館と言いながら、かなりクオリティの高い文化財関係の展示も行われる静岡市美術館。
以前、「法隆寺展」が行われた時も素晴らしかったんですよね。
夢違い観音が色々な方向から鑑賞できるスペースが設けられており、左から右からと何度も眺めて惚れ惚れしてしまいました。
美術館ですから当然と言えば当然なんですが、「文化財」というより「美術品」として展示してますって印象で、こういうのも大いに有りだなと。
あまり混み過ぎないのも、地方にある美術館の良いところかも。

さて、今回は2014年10月4日から11月24日まで開催されていた「国宝久能山東照宮展」を11月20日に観に行った際の感想なぞ。

久能山東照宮は、徳川家康自らが「久能山に葬って」と遺言したことから、二代目の秀忠の命により建造された神社だそうです。
この特別展は、静岡市・浜松市・岡崎市という家康ゆかりの3つの市が展開している「徳川家康公顕彰四百年記念事業」の一環として行われたもの。
久能山東照宮を参拝できる(バス代とかロープウェイ代とかも含む)共通チケットも販売されていました。

さすがに気合が入っていて、鎧兜やら絵巻物やら、所狭しと並んでまして。迫力満点で、圧倒されました。
中でも素晴らしかったのが、「歴代将軍揃い踏み」と題されたコーナー。
江戸時代の将軍たちの肖像画がズラッと並び、それぞれが愛用した鎧や兜が勢ぞろい。
鎧や兜はほぼ久能山東照宮博物館に所蔵されているもので、肖像画は長谷寺所蔵のものがほとんどでした。

ただ、「生類憐みの令」で有名な綱吉の肖像画だけは、法隆寺の所蔵になってましたねえ。
そうそう、綱吉自身が、民衆の姿を描いた屏風絵も展示されてました。
「犬公方」とか言われて、今ひとつ良い印象のなかった綱吉ですが、近年、その政治手腕について見直しもされつつあるとか。
そう言えば20年くらい前、塚本学の「生類をめぐる政治」という本を読んだんですが、それまで悪政だと思い込んでいた「生類憐みの令」が、実は当時の世相をよく理解した上で行われた政策だった、みたいな話が出ていて、へえ〜と思った覚えが。
絵の題材に民衆の姿を選ぶあたり、綱吉の政治家としての目線が垣間見える気もしますねえ。
などと、ずぶの素人が知ったようなことを言ってみたりして(笑)。

他に有名どころと言えば吉宗かなっと思うんですけど。
この吉宗の鎧、なんだか他とちょっとイメージが違うなあと思っていたら、鎌倉時代の復古鎧だとか。
ちょっと通っぽいって言うんですか。
今でいう「ちょい悪オヤジ」的な感じの人だったのかな、な〜んて思ったり。

東照宮造営以降の展示ばかりかと思っていたら、古代・中世とこの地に営まれていた久能寺(16世紀に清水区に移築され、現在は鉄舟寺になっている)が所蔵していた文化財も展示されていました。
特に印象に残ったのは、久能寺経でしょうか。
三大装飾経と呼ばれるもののひとつで、30巻作成されたうちの26巻が現存しているそうです。
結縁書写ということで、1巻ずつ違う方が描かれたこともあり、それぞれに工夫を凝らした装飾がされていました。
中には、裏面にまで装飾したものもあるとか。それはそれは綺麗な装飾経でした。

実は、私はまだ久能山東照宮に参拝したことがないんですよね〜。
昔、せっかくだから、ロープウェイじゃなくて「いちいちご苦労さん」で有名な階段を登ろうよ、な〜んて言って階段の下まで行くには行ったんですけどね。
迫力のある階段を見て一気に戦意喪失(笑)。
変な意地を張らずに、今度はロープウェイで行ってみることにします。

ちなみに、「徳川家康公顕彰四百年記念事業」は、今年いっぱい続くみたいです。
各地で色々なイベントも開催されるみたいですので、興味のある方はぜひ。
posted by みづき at 13:00| Comment(0) | 観る−博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月30日

東野圭吾「虚像の道化師」

ガリレオシリーズの最新作です。


収録されている短編のうち、いくつかはドラマ化されてますよね。
中でも印象に残っていたのが、第一章の「幻惑す(まどわす)」、第三章の「心聴る(きこえる)」、第七章の「演技る(えんじる)」でした。
たしか、「幻惑す」では、大沢たかおさんが教祖様の役をやっていたような。「心聴る」のには大島優子さん、「演技る」蒼井優さんが出ていらっしゃいましたよね、多分。

東野圭吾の凄いところは、結末がわかっているのに、それでも読みたくなるっていうところでしょうか。
犯人とかトリックとかわかってしまうと、一気に面白くなくなっちゃうミステリーもありますもんねえ。
一話一話、詳しく内容を説明したいところなんですが、ネタばれになっちゃってもマズイですし。

この作品の中で一番好きだったのは、「曲球る(まがる)」なんですよね。
たしか、これもドラマでやっていたような…。
残念ながら、その時にはあまり印象に残らなかったんですけど。
小説で読んでみたら、なんかとっても良かったなって感じ。
野球観戦が大好きっていうのもあるんですが、終焉を迎えつつある投手を支えてきた奥さんの姿に、なんだかジンときてしまいました。
頑張って復活してほしいなあとか思っちゃったり。って、小説だっつうの(笑)。

東野圭吾の作品って、ミステリーなんだけど血が通ってる感じがいいのかも。
な〜んて、改めて思わされました。

ドラマで観たからいいよっておっしゃる方も、十分お楽しみいただけるかと。オススメです。
posted by みづき at 13:00| Comment(0) | 読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月29日

西武×オリックス(3/29)

ただいま試合終了しました。おー、3タテくらいましたか。
3点取った時には、今日は行けるかなって気がしたんですけどねえ。
これだけフォアボール与えちゃうと、なかなか難しいですね。
まあ、ルーキーですから、まだまだこれからってことで。
今日は色んなピッチャーの状態が見られましたし、それはそれでよかったかも。
なんて、かなり無理して前向きに考えてみようと思ってます。あはは。
でも、始まったばっかりですからね。
というセリフをいつまで繰り返さなければならないのか。ふう。
あ、ダメだ、ついさっき前向きにって書いたところだった(汗)。

ピッチャーって言えば、中山が1塁踏めなかった時には、思わず脱力しちゃいましたけど(笑)。
次回はきっちりやっていただくということで、ね。マジでお願いしますよ。
最後は何でヒットの出てる平野を替える??? とか思っちゃいましたよっと。
まあねえ。たしかに、ヘルマンも使ってほしいところですし。難しいなあ。
安達はオープン戦はよかったんですよね。
ヒットが1本出たら、上手く行きそうな気がするんだけど。
信じて応援するしかないですね。

今日の試合で光明を見出すとすれば、小谷野と糸井のホームランでしょうか。
あとはT−岡田と中島のホームランが見たいなあ。
などと言っている前に、まずは勝利を手にせねば。

明後日からはソフトバンク戦ですね。
あー、勝ちたいよー。
posted by みづき at 17:07| Comment(0) | 観る−野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京国立博物館・特別展「日本国宝展」

東京国立博物館の平成館で2014年10月15日から12月7日まで開催されていた「日本国宝展」に行ってまいりました。
観覧日は11月15日でして、正倉院の宝物は既に観ることができなかったんですけど……残念。
入館料は1,600円。
全国あちこちにある国宝が一同に集まっていると思うと、お得感満載。
本来あるべき所で観た方が感じ入るものはあるのかもしれませんが、交通費とか拝観料とか考えたら、ねえ(笑)。

博物館めぐりが趣味の私、時間がある時は音声ガイドを聞きながら観ることにしています。
全ての解説を読んで回るのは至難の業ですし、混んでいる会場ならなおさら、人の頭でよく読めないなんてことも多いわけです。
その点、音声ガイドなら心配なし。解説に書かれていること以上のエピソードもあったりして、オススメです。

さて、会場に入ってすぐに目に入るのが、仏足石。
文室真人智努(ふんやのまひとちぬ)が亡き妻の追善のために作ったという日本最古のものだそうです。
普段は薬師寺で祀られているわけなんですが、こうして「文化財」として解説付きで展示されると、芸術作品としても素晴らしいなと改めて思ってしまいますね。

奥に進むと、目の前には法隆寺所蔵の玉虫厨子が。
実は私、法隆寺の大ファンでして。
時間が取れれば法隆寺を訪れてしまうクセがあるんですけれども。
法隆寺には他にも色々と素晴らしい文化財があるため、こんな風に玉虫厨子だけをじっくり観たことはありませんでした(汗)。
壁には、四面に描かれている画の写真が飾られ、それぞれの解説がなされています。
実物をじっくり観ながら、古代に思いを巡らせる時間。いいですねえ。

という具合に、次から次へと「教科書で見たことあるじゃ〜ん」クラスの文化財が並んでおりまして。
夢中で歩を進めて行ったわけなんですが。

個人的に嬉しかったのが、東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)でしょうか。
これ、現在は京都府立総合資料館で所蔵されているんですけど。
私が学生の頃、虫干しも兼ねて年に1回(だったと思う)、展示会をやっていたんです。
で、バイトでその展示会の受付をしたことがありまして。
お〜、久しぶり〜ってな感じで、見入ってしまいました。

そして、最も印象に残ったのが、支倉常長の肖像画。
っていうと、等身大のでっかい絵画を思い出される方も多いかと思いますが、これは小さいもの。
遣欧使節でローマを訪れた際に、描かれた油絵らしいです。
これ、よく見ると折りたたまれた跡があるんですよね。
支倉常長が日本に戻ってきた時には禁教令が出されており、常長は失意の中で亡くなったとか。
この絵は、仙台藩に没収された上、折りたたまれて保管されていたそうです。
その後、こうして日の目を見ることになったわけですが、痛々しい折じわが残ってしまったということで。
油絵1枚ですが、その裏側にある色々な事情に思いをはせてしまいました。

さすがの国宝展。素晴らしい文化財をじっくりと堪能できましたよ〜。

東京国立博物館には、平成館の他にも色々な建物があります。
中でも私は、法隆寺宝物館が好き。
機会がありましたら、こちらについても語りたいと思います。
posted by みづき at 13:00| Comment(0) | 観る−博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする